もう読書のことで悩まない!(アクションリーディング読了感想)
【読書に関する悩み】
経営コンサルタントという職業柄、幅広い知識を多く、速く身につける必要があるため、主に読書によりそれを達成しようとしてきました。
しかし、①自分の読書スピードが遅く数がこなせない、②仕事が忙しい、または家族との時間も必要で読書が思うように進まない、③加えて、読んだことをうまく仕事を含めた実生活の中でアウトプットできない点に悩み、読書にまつわるストレスを抱えて毎日を過ごしてきました。
しかし、「アクションリーディング」を読了したおかげで、この社会人になってからの積年の悩みが解消される光が見えました!!
同じような悩みを持つ方がいらっしゃれば、是非この本を読んで、実行してみることをお薦めします。
【読書の悩みを解消する方法についての発想の転換】
これまではこの読書にまつわる悩みを解消するために、どうすれば読書によるインプットとアウトプットを増やせるか、ということばかりを考えていました。例えば、スピードをあげるために速読術、記憶を確実にしてアウトプットを増やすために読書術、人にうまく伝えるスキルの問題なのかと思い、内容整理術やコミュニケーション術等に関する本までたくさん読んできました。そこには様々な方法が記載されており、実践できれば効果がありそうなものもありましたが、それらを覚えて毎日実践するのが大変で継続できたことはありませんでした。
そんな中、アクションリーディングは凝り固まっていた私の読書問題の解決策に新しい視点をもたらしてくれました。アクションリーディングは読書に関する本ですが、私が読んできた読書術的な本とは一線を画していると感じたのです。速読術含め今まで読んできた読書本は以下に多く読み、以下に記憶するか、という点が強調されていました。一方で、アクションリーディングでは、そもそもたくさん本を読むことが大事なのではなく、読んだことを確実にアウトプットにつなげることこそが大事であるとしている点にあります。この読書量をまず限定してしまう、という視点が斬新でした。
また、読書量を納得感を保ってどう規定するかの方法も明確でした。例えば1冊の本を読むスピード、1週間に読書に割ける時間を割り出し、その上で1週間に読める本の量の例が示されています。そしてその水準以上に読書をするよりは読んだことをアウトプットしたり他の手段によるインプットの時間を増やすように推奨されていました。
この点が私にとっては発想の転換になったのです。もっと多く読まなくては、つまりインプットの量が十分でないので必要と思っているアウトプットにつながらない、と思っていたのですが、アウトプットの時間をもっと確保してインプットとのバランスを図ることが解決策だと確信しました。これぞ戦略読書と思います。
【コミットできる具体的方法】
アクションリーディングで具体的に挙げられているアウトプット法は以下のとおりです。
- 読んだ内容を人に説明する
- 読んだ内容をブログに書く
- 1冊ごとにチャレンジシートを書き、毎週進捗や達成度を振り返る
- 誰かと一緒に本を読む機会をつくり、読了感想をシェア、意見交換する場をつくる、または活用する
たったこれだけです。1つ1つは目新しいものではないと思いますが、シンプル、実践的、誰でも続けられる、効果がある(ありそう)と思えるものばかりです。早速、このブログ記事が「読んだ内容をブログに書く」の第1弾です!読書本で提示されている方法について、非常に納得感があり、これなら続けられる、続ければ成果がでる、と思えたのははじめてです。
【ストレスが減り、豊かな生活へ】
これまで、仕事の成果をあげるためにたくさんの本を読みたいという想いが四六時中頭と心に巣食っていました。家族との時間、残業に追われる日々で疲れてしまい読書の時間がとれなかったことが多かったです。そしてそれがまたストレスになっていました。
今後は読むべき本の量が決まり、それをアウトプットにつなげるための行動も定まりました。まずはこれを3ヶ月続けてみて、読書の物理的な成果と心理的な効果を振り返ってみたいと思います。
きっと、読書にまつわる今感じているストレスから開放され、読書以外にしたかった他の活動ができるようになっていて、充実していると思える毎日を過ごせているはず。がんばろう!